滋賀県議会 2022-12-15
令和 4年12月15日土木交通・警察・企業常任委員会−12月15日-01号
◎池田 都市計画課長 現在も彦根インターチェンジから降りたところに信号が設置されておりますので、その位置が少し変わることになります。これから公安
委員会との協議になりますが、原町交差点の
交通をさばくためには、信号が必要と考えております。
9 県
管理河川における気候変動を踏まえた治水計画のあり方の策定について
(1)
当局説明 伊吹流域政策局長
(2)
質疑、
意見等
◆
成田政隆 委員 気候変動を踏まえて治水計画の
変更、修正をかけるということですが、気候変動に伴い雨が増え、砂の流れも多くなっているために、毎度河川の砂を除去している状況があります。どうしても川底が上がってしまい、洪水リスクが高まっているケースが多々あると思うのですが、その
辺りはどう考えて、どう反映されていかれるのか伺いたいと思います。
◎伊吹 流域政策局長 今回の検討については、まず治水計画の見直しの基礎となる降雨量について検討したもので、砂の量の検討まではしておりません。ただ、降雨強度が大きくなることで、流出する土砂の量も多くなると考えております。山をしっかり保全していくことも重要だと思いますけれども、
河川管理者としては堆積の状況などをしっかり点検して把握した上で、土砂の除去の対応をしたいと考えております。
◆
成田政隆 委員 ここ数年、砂の流れも大分変わってきているように感じていますので、そういった分析もして、部局間
連携を取っていただきたいと思います。
◎中島 砂防課長 補足させていただきますと、確かに雨の降り方、強度によって運ばれてくる砂の量は変わってきます。それは砂防堰堤の
設計や計画規模にも反映されます。ただ、今のところ国土
交通省の砂防部局から、それをどのように計画等に反映するのかという情報は入ってきていません。まずは、情報収集をしまして、計画や
設計に反映させていきたいと思います。
◆
富田博明 委員 流域面積の大きい小さいで、治水計画の見直しをするかしないかを検討することになっていますが、この流域面積は単なる面積だけではなく、開発の状況についても加味されるということでいいのですか。
◎辻
流域政策局河川・
港湾室長 今後まちづくりなど開発されるところについては、開発を見込んだ雨の出方を見ながら計画を立てることになっています。具体的には、開発地の流出係数を評価して、計画を立てています。
◆
白井幸則 委員 県立体育館の
滋賀ダイハツアリーナがオープンしましたが、その下に大きな調整池のようなものがあります。これから県がいろいろなところを開発する場合も、
民間が開発する場合も、調整池が必要となるケースが出てくると思います。
整備を加速させると記載していますので、河川
整備が早く進めば、調整池を設ける必要がなくなるかもしれませんが、宅地造成など
民間や県がいろいろな事業を行うときに、調整池に影響が出るのではないかと心配しています。その
辺りの影響はどうですか。
◎伊吹 流域政策局長 開発行為が行われる場合には、開発行為によって流量が増えることで、1級河川にどれぐらい影響があるのかを県のほうで確認しまして、必要に応じて調整池等で対応いただいているところです。その影響を検討する際には、先ほど申し上げました
滋賀県の降雨強度式に基づいて検討していただいています。
したがいまして、今回の
変更によりそこが大きく変わることはないです。県の河川
整備はまだまだこれから進めていかなければならない状況ですので、しっかり予算を確保して、進めていきたいと考えています。
◆
白井幸則 委員 ぜひ進めていただければと思います。
滋賀県がここまで発展してきた要因の一つは、企業や工場を誘致して、仕事ができて、それに伴って人も入ってきたという歴史があることです。県庁の先輩方が企業誘致を頑張ってこられて、そして140万人の人口を有するまで至ったという歴史があります。そういったことを考えたときに、足かせにならないように、河川の
整備を頑張って進めてください。
休憩宣告 11時43分
再開宣告 11時44分
10 一般所管事項について
◆今
江政彦 委員 本会議の一般質問でも話がありましたが、安土の地下道で亡くなられた方の遺族が訴訟を起こされました。今、近江八幡市では検証
委員会等で原因も含めて検証しています。裁判のほうはどこかで裁判官が和解勧告をされることになると思いますが、近江八幡市も県も真摯に対応いただきたいと思います。今後の安全対策については、前の
委員会のときにも少しお聞きしました。周辺では新しい住宅の開発も行われていますし、近江八幡市では小学校を近くの水田に移転する計画が進んでおりますので、子供の安全を含めて課題が多いと思います。ソフト対策、ハード対策を含めて、また、今の時点での検証結果も含めて、今後
議論されることはたくさんあると思うのですが、現時点で県としてここの安全対策をどのようにイメージされているのか、
説明できる範囲で教えてください。
◎藤本 道路保全課長 遺族からそのような訴えを起こされるということは報道で承知していますが、詳細なところについては認識していませんので、今後確認をさせていただきたいと思っています。
御質問いただきました今後の安全対策ですが、まず、近江八幡市で検証
委員会を立ち上げていただいており、これまで2回開催をしています。年内に3回目の
委員会を開催し、その中で現状を一度まとめると聞いています。
議論の中で、今言っていただきましたようにソフト面とハード面を併せて、より安全な
施設にしていくという
方向性はしっかり出ているところです。まず、ソフト面として、冠水したときにいかに適切に通行止め、通行規制ができるかを考えているところです。こちらについては、市と県がしっかり
連携しながら適切に措置できるように、取り組んでいこうと考えているところです。
また、地域住民の皆さんに地下道の危険性をしっかり御認識いただくことも必要だと考えていまして、いろいろな形で危険性の啓発、あるいは地下歩道における冠水時の注意喚起をさらにしっかり整えていきたいと考えています。
ハード面については、今も話がありましたが、周辺の土地利用が大分変わってきているところもあると思います。事件後に現場でいろいろ
調査していただいておりますが、周りからの雨水の流入がかなり多いということもよく分かってきましたので、その状況の確認と
調査を現在進めている
段階です。第3回の検証
委員会には間に合わないのですが、その流入状況をしっかり確認をさせていただいて、地下道に雨水が入らないように、あるいは入るのを低減するように取り組んでいく必要があるということで、検証
委員会の中で
議論をしていただいています。
また、そのような流入対策をしっかり行った後に、冠水状況がどうなるのかということもしっかり把握する必要があると思います。最終的にはたまらないように、強制的にポンプしていく必要が出てくるかもしれません。現状のポンプ能力としては、本来スロープで集まってくる分の水をかき出す能力は備わっていますが、ほかから入ってくる水も多いということがありますので、その
辺りの状況をしっかり把握する必要があります。最終的にどういう判断をするのかは、検証
委員会の中でも
議論をいただきながら考えていく必要があると思います。
◆今
江政彦 委員 私も現場に何度か立っていますが、便利なので平日でも結構利用されています。近江八幡市の非常態勢における
職員の増員に課題があったみたいな報道も一部ありました。いずれにしても、あのときの状況というのは、一瞬で道路が冠水したので、恐らく人間の力であの危険な状態を回避するのは難しいと思います。
だから、今言われたように、人間の力を介さなくても安全対策が可能な仕組みにしないと、また同じようなことが起こるのではないかと懸念しています。その
辺りを含めてしっかりと
議論いただき、安全対策を進めていただきたいと思いますので、これからと思いますけれども、よろしくお願いします。
◆
目片信悟 委員 ビワイチの
整備について、計画のどれぐらいまで進んでいるのですか。車道の拡幅などが今年度どれぐらい進んだのか参考までに聞かせてください。
◎藤本 道路保全課長
ビワイチの
整備は順次進めているところでして、車道の路肩を広げて、自転車が通行できる自転車通行帯を
整備しているところです。長期的には約30キロメートル
整備することを考えていますが、昨年度末の
段階では約10キロメートル
整備した状況です。今年度も予算を確保し、着々と進めている状況です。
今年度何キロメートル
整備するのかという数字は持ち合わせていませんので、確認させていただきます。申し訳ございません。
○
桑野仁 委員長 目片委員から質問のあった今年度の
ビワイチの
整備状況について、改めて各
委員に
資料等で報告いただくようお願いします。
11
委員長報告について
委員長に一任された。
閉会宣告 11時54分
県政記者傍聴:朝日、京都
一般傍聴 :なし...